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家庭菜園をオーガニックでやってみる


レタスの葉の上でひなたぼっこするナナホシテントウ
オーガニックの家庭菜園ではしょっちゅう見かけるナナホシテントウ。そのかわいらしい姿のわりに、一日にアブラムシを数十匹も食べてくれる点滴でもあります。これら小さな虫たちの営みが家庭菜園を支えてくれます。

 オーガニックの畑には、小さな虫たちがどこからともなく集まってきます。作物を食べる虫がいれば、その虫を食べる肉食の虫もやって来ます。そうやって、畑の中の小さな生態系が整ってきます。虫たちだけでなく、土の中にも、見えない菌たちの生態系が存在します。すべての生物が食べたり食べられたりを繰り返し、自然とバランスが取れている。それがオーガニックの畑です。

 

 小さなものたちの力を借りる農業は、ほんの少しの土地さえあれば実践することができます。自分で食べる野菜を自分で作ってみましょう。小さな一粒のタネが芽を出し、おひさまと、雨と土のちからだけで日々成長する様子を知ると、生命の不思議を感じるでしょう。そこはさまざまな虫たちが集まります。アブラムシなどの害虫と呼ばれる虫や、それらを食べる天敵たちの営みを目の当たりにすると、世界は小さな命で満ち溢れていると感じます。

 

 家庭菜園には毎日新たな発見があります。それは人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

 畑で生まれる虫は鳥のエサになり、鳥はさらに大きな捕食者のエサとなります。おいしい野菜を作りながら、生態系のサイクルがつながっていくようすが実感できる。家庭菜園には新しい発見や驚きがあふれています。

 

 家庭菜園を有機農業で! さらに自分の食べる野菜を自給自足で! そんな体験をブログに書いていきたいと思います。