日本一手間のかかる味噌作り

・主催 大地を守る会 ・共催 さんぶ野菜ネットワーク

第一回 種まき 8月


千葉県山武市のさんぶ野菜ネットワークさんの畑を借りて、大豆の種まき。品種は普通の大豆と、千葉の在来大豆「小糸在来」を、さんぶ野菜ネットワークの農家に教わりながら行いました。お昼ごはんはさんぶ野菜ネットワークに出荷している農家のかあちゃんの手づくりごはんをめいっぱいいただきました。


草取りをしている生産者の写真

第二回 草取り 9月


あいにくの雨模様のなか、草取りを行いました。カラカラに乾いていたせいか、大豆は欠株が多く、収穫まで大丈夫なのかと不安がよぎります。草を生やすと農家失格ということもあり、途中に一度事務局のスタッフが中耕してくださっていたこともあり、小さな草を取るだけであっという間に終わりました。残った時間で畑の空いたスペースに秋野菜の種まき。これはこれからのお楽しみです。おまちかねのかあちゃんたち手づくりのお昼ごはんはやきそばやお味噌汁のほか、お芋のスイーツも!!


大豆の畝間を中耕機で中耕している写真

第三回 草取り&中耕 10月


大豆の畝の間を耕して空気を入れ、ついでに除草もしてしまう「中耕」作業は、大豆栽培に欠かせません。中耕機をお借りして中耕体験。慣れない農機具をまっすぐに移動させるだけでも大変です。慣れてくるとサクサク動くようになるのも楽しく、あっという間に作業終了。お昼ごはんには早めに植え付けた枝豆や、ゆで落花生、ちょうど収穫が始まったばかりの人参の天ぷらなどでおなかいっぱいに。


第四回 収穫 11月


8月に種まきして5ヶ月でもう収穫。千葉県は大豆の生育が早いのですねー。大豆をどんどん抜いては軽トラに乗せて行きます。欠株が多かったので、味噌を作るのにはちょっと足りず、ということで、補完ぶんの大豆も収穫。山盛りの大豆に気体は高まります。楽しみにしてたお昼ごはんもますます豪華になっていき、申し訳ないやらうれしいやらでありました。


脱穀したばかりの大豆の写真

第五回 脱穀 1月


第四回から2ヶ月置いて脱穀作業を体験しました。人力では大変なので、脱穀機(落花生用)で脱穀。ものすごい粉塵と音&ホコリで、誰が誰だかわかりません。終了時にはホコリまみれの自分がいました。脱穀とはマスクが必要な作業なのだと学習しました。おなかペコペコでお昼ごはんに暖かいお味噌汁と、さつまいもケーキが体にも心にも染み渡ります。ありがとう、さんぶのかあちゃんたち!! 次回は選別。これもまた地味な作業ですよー。


選別した大豆の写真

第六回 選別 2月


選別はどこでもできるので東京で。ということで大地を守る会六本木事務所で行いました。もくもくときれいなもの、紫斑病にかかってるけど虫が食ってないもの、虫がくったりカビが生えたりしているものに選別します。味噌に使うのは紫斑病にかかってるものでも大丈夫。表舞台に立てるのはほんの一握りなんてことがわかり、売られている大豆がいかに狭き門をくぐってきているのかをしみじみ実感いたしました。


茹で上がった大豆をザルですくっている写真

第七回 味噌作り 3月


ようやく味噌作りに突入!!! 早朝から火をおこして大豆を煮て、麹・塩とよーく混ぜてお味噌のもとをつくります。ポリ袋でバッタンバッタンよく混ぜて、持ってきた容器につめて、あとは翌年の3月まで寝かせるだけ。この日は女優の木内みどりさんも飛び入り参加。終わってみたらあっと言う間の味噌作りでしたが、とても楽しかった! 皆さんありがとうございました。