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新規就農者のための基礎知識

有機農業を目指す理由

化学肥料や農薬を多投することで微生物を殺してしまう農業は、科学的な農業とはいえません。微生物を利用し土壌のバランスを整え、土を作っていくことが、おいしくて安全な野菜をたくさん収穫することにつながっていきます。では、有機農業とはどんな農業のことを言うのでしょうか。

近代農業が目指したものとその弊害

植物の生育には、チッソ・リンサン・カリの三大要素の他に炭素・水素・酸素・イオウ・カルシウム・マグネシウムの多量必須元素、ホウ素・マンガンなど7つの微量要素が必要と言われます。

1961年の農業基本法改正以降、日本では化学肥料を使用した効率的な農業、単一栽培を基本とする大規模集約化がすすめられてきました。

化学肥料は無機体であることから作物に吸収されやすく、即効性があることから効果的に使用することができます。農業生産は飛躍的に向上しました。

化学肥料により農業生産の向上はしたが、土壌被害が多発したということを説明したイメージ画像です

しかし、それまで堆肥を投入し、微生物層が整っていた畑で単一作物を連作したこと・化学肥料のみの使用で炭素(有機物)の投入が減ったことなどから、土壌病害が多発するようになり、生産量も減ってきたのです。

単一作物を連作すると特定の微生物のみが繁殖し、結果として病害の多発・収量の低下などの連作障害が出ることが知られています。これらを防ぐために土壌消毒剤の使用・農薬の使用が推奨されました。

しかし土壌中の微生物を絶滅させる土壌消毒剤の使用は、土を硬くし土壌病害が多発すること、農薬の多投はかえって病虫害を発生させることなどがわかってきました。

完璧なものに思えた薬品にも限界があり、かえって害を及ぼすことがあるのに気づいた農民たちが選択したのが「有機農業」でした。

「有機農業」の選択によりおいしい作物・たべものが沢山とれたということを説明したイメージ画像です

有機農業にしかできないこと

1gのなかに1億いるという微生物。これらが作物に与える影響は、まだはっきりとわかっているわけではありません。微生物の中には、作物と共生し作物の成長を助けるものがいます。また、微生物が有機物を分解する過程で植物ホルモンが生成されたり、肥料成分を植物の負担なく吸収できる形に変えたりすることもわかってきました。

このような働きは、有機物を土壌中に入れなければ期待できません。作物は、無機的な肥料成分のみ与えればよいわけではないのです。

有機物を土壌に戻して微生物のすみかとし、豊かな微生物層を作り、さらに土壌バランスを整えれば、健全な作物を作ることにつながる

これが有機農業の基本的な考え方です。

さらに正しい管理を行えば、農薬に頼ることなく作物が栽培できます。大量の微生物が繁殖しているバランスの良い畑には、連作障害はおきません。それらがなぜ可能になるのか。それは、微生物を利用する有機農業だからこそできることなのです。

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