トップページ | 就農のすすめ | 農業の魅力と面白さ
おひさまとともに土と向き合い、自然と親しむ仕事「農業」。その魅力は、食料を生産することもさることながら、毎日の作業に「発見」と「驚き」が満ちていることにあります。また、日々の作業が自然のなかで行われるのも大きな魅力です。
トラクターで耕す後を小鳥たちがついてくること、畑のなかでヒバリの卵を見つけること、畑をわたる風のにおい、雨あがりの日の湿った土のにおい。都市生活では感じられない素のままの自然を感じながらできる仕事、それが農業です。
自分の力ではどうしようもない天候に一喜一憂し、収穫量に右往左往する・・・そんなイメージがありますが、コントロールできないようでも、自分の力でできる部分は経験が蓄積されるにつれ増えてきます。
そういう意味では、新たな視点をもって農業を営むことは非常に面白く、自分の技量が試される仕事と言ってもいいでしょう。

農家はそれぞれが個人事業主です。だからこそ自立と自律が求められて当然。経営は難しくても、自分の力を試すには最高の仕事なのではないでしょうか。
食料を自分で生産すること。自然とただひたすらに向きあうこと。自然の中で仕事ができること。自然がいっぱいの中で子育てできること。新規就農者に農業の魅力について尋ねると、こんな答えが返ってきます。
少し経験を積んだ農家に聞くと、また別の答えが返ってきます。やり方次第で収入が大きく上がること、自分の技術によって収穫量や食味が変わること、自分の時間を自分でコントロールできること、そして食べた人に感謝される喜び・・・。
経験やレベルによって魅力の感じ方はそれぞれ。ただ誰もが言うのは「自分の責任で仕事を決められる自由度の高さ」。自由であることの責任は自分で取らなくてはなりませんが、努力次第でどのようにもなるのが農業の魅力と言えそうです。
食料自給率が40%前後を推移している今、国内での食糧生産は喫緊の課題となっています。しかし耕作放棄地は増え続け、農業の担い手も減少するばかり。今こそ農業にチャレンジする時と、メディアが騒がしいのもわかる気がします。
2007年、オーストラリアの干ばつにより小麦価格が高騰しました。その影響を受け、日本でも小麦製品が値上げしました。輸入作物の価格が上がれば、国内の自給率が低い日本では容易に食糧危機が訪れるでしょう。自分たちの食べものを自分たちで作らなければならない。そんな時代はすぐそこまで来ています。

そんな中、自力で食糧を生産していくことには大きな意義があります。農業は将来性じゅうぶんな職業であるといえるでしょう。
新規就農者支援については、農水省や各自治体から助成金が出ています。これらの助成金を利用し、地域で就農者受け入れをしている団体などがいくつかあります。それぞれの団体に個性と特徴があるので、自分にぴったりくるものを選択するといいでしょう。

基本的に助成金などで賄われている事業は、その後地域に定住することを条件に、農業研修の期間中に報酬が出ることが特徴です。一般的な農家に研修に入る場合、研修を受ける側が農家に対して支払う例が多いため、制度が整っているところに参入する場合とそうではない場合では、資金面で大きな違いが出てきます。
新規就農者支援事業を積極的に行っている自治体を探すのも、ひとつの手段でしょう。研修期間内に地域住民の信頼を得ることができれば、土地や家探し、借りることは比較的容易になります。
【ほんものの食べものくらぶ】では、「農」を生業とする人々の思想や方針などをご紹介しています。
おひさまと雨、土がくれるぶんだけ作物を与えてもらえればいいという「自然農業」を実践する農家、科学的で再現性のある農業を実践し、高収入をあげている農家、農薬散布回数を減らすことが難しい果樹栽培において、慣行栽培の半分以下の農薬散布で果樹を作っている農家、そして、新しく農業に取り組み試行錯誤している新規就農者などなど、農家会員の数だけ、さまざまな「農」の形があります。
それらの先輩の言葉を聞いてみてください。そして彼らの畑に行ってみませんか。その経験は農業に対する視野を広げ、新たな発見をもたらすでしょう。ぜひ【ほんものの食べものくらぶ】の仲間になってください。そして日本の農業を元気にしていきましょう。




